野球

四つのbase(ベース)を使用するので、「baseballベースボール」と呼ばれている[2]。なお日本語の「野球」と言う言葉は、明治期に日本中馬庚が作った和製漢語である。英語のベースボール (baseball) を指す[3]

なお、競技名、組織名、大会名などで、一般的に、単に(狭い意味で)「野球(: baseball)」と称する場合、世界的には勿論、日本国内においても、いわゆる「硬式野球」(のみ)を指している。メジャー・リーグでは硬式野球が競技されている他、日本でも、プロ野球都市対抗野球(社会人)、大学野球甲子園高校野球硬式野球が競技されている。

現在、日本国内において(広い意味で)「野球」と称される競技で用いられているボールには、硬式球・軟式球・準硬式球の3種類があり、使用するボールにより、それぞれ硬式野球軟式野球準硬式野球とも呼ばれ、それぞれ異なった競技である。軟式野球準硬式野球は共に日本で誕生した競技であり、主に日本国内のみで普及している競技で国際性は殆どない。例として、野球発祥の地で本場とも呼ばれる米国において「soft-baseball」などと言っても通常一切通用しない。軟式野球は主に、日本国内の公立の中学校やレクリエーションとしての野球などで行われる。準硬式野球軟式野球同様日本国内のみで普及している競技であり、運営組織の分類上も多くの場合は軟式野球の一種として扱われている。

野球が変化して生まれたものとして、フィンランドを中心に行われているペサパッロフィンランド野球)や、ソフトボールがある。特にソフトボールは女性や子供、高齢者にも楽しめるような競技として広まった